そもそも整形外科とはどのような科なのですか?
- 骨や筋肉などの運動器官を専門に扱う科です
- 整形外科は、骨、関節、筋肉、腱(けん)、靭帯(じんたい)等の運動器官に関わる診断、治療を中心に行います。
また骨折や、脱臼、ねんざなどの外傷の診断、治療を行っています。
整形外科は運動器官の機能障害を回復させ、社会生活へ復帰させることを最終目的としています。
整形外科と整骨院では何が違うのですか?
- 整形外科は医師、整骨院は柔道整復師です。
- 整形外科と整骨院には大きな違いがあります。
整形外科医は医師であり、内科医や外科医と同じく6年間医学部で勉強した後、医師国家資格を取得します。
また、医師は診察行為(診断、投薬、注射など)を行うことができます。
したがって医師は、レントゲンや超音波装置、MRIなどを用いて、医学的な診断を下すことができます。
ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンなど、膝や肩の痛みに良いと聞いたのですが、それらのサプリメントは効果がありますか?
- これらのサプリメントの効果は疑問視されています。
- 症状によっても異なりますが、一般に運動療法、物理療法、注射療法などを組合わせることで初めて効果があると言われています。
従って、サプリメントによる経口摂取では消化管で分解されてしまうため、その効果は疑問視されています。
膝の水を抜くとクセになりますか?
- 膝の水を抜いてもクセにはなりません。
- 膝の水を抜いてもクセにはなりません。
膝に溜まる水は変形性膝関節症の急性期や半月板や靭帯、軟骨、骨の外傷等で炎症を生じたとき、体の防御反応としてつくられます。
炎症が収まれば、水は吸収されます。
しかし、水を抜いても炎症が収まらない限りは水はまだ溜まります。
万一、膝に水が溜まった場合、軽度であれば経過観察で良いと思いますが、疼痛や多く水が溜まっている場合は疼痛の長期化、関節拘縮、筋肉の萎縮につながりますので、水を抜くことをお勧めします。
やけど・包丁で指を切った・肩こり・筋肉痛などでも整形外科で診てもらえますか?
- もちろん整形外科でも診ることができます。
- いずれの場合も診察いたしますのでまずはご来院下さい。
つき指は引っぱって直していいのですか?
- つき指は引っぱってはいけません。
- 基本的にはその場で指を引っ張ることはしてはいけません。
関節が脱臼している場合、関節軟骨や靭帯の損傷を大きくする可能性があります。